よこはま・たそがれ [お出かけ]
そういえば。
もともと横浜に用事があってやって来たのだった。
あまりにだらだら書きすぎてしまったので、自分でも忘れかけていた。
やって来たのは大桟橋。
まわりじゅう木、木、木。
全面的にウッドデッキ。
歩きやすくていいのだけれど、あちこちに「気をつけろ・転ぶな・手をつくな」という注意書きがある。
ささくれが刺さるとエラい事になるそうだ。
気をつけよう。
大桟橋までやってきたのはレストラン船、ロイヤルウイングに乗るため。
ちょっとした偶然と運の良さと、それから…図々しさも手伝ってご飯を食べられることになった。
気持ち早めにいったのだが、すでに乗船手続きの列ができていた。
みるみる行列が長くなっていく。人気があることを窺わせる。
今日3回目の船。
これからこれに乗るんだと思うとわくわく。
日が暮れてからじゃつまんないかな？と思って夕方の便にしたのだが、さっき食べた横須賀ネイビーバーガーがまだお腹に残っている。
まだ晩ごはんって感じじゃないよなあ。
いつもとほんの少し違う角度から見る、山下公園と氷川丸。
昼の食べ過ぎを後悔しながらの1枚なので、“ガツガツしていない”感じの写真になった。
いただいたのはディナーバイキング。（リンク先にメニューあり）
肝心の？ごはん写真はなし。もし気になっていたならゴメンなさい。
ごはんは美味しい、景色はキレイ。
どっちに集中していいのかわかんない感じの時間が過ぎていく。
ベイブリッジの向こうに横浜の街が見える。
夕陽と海、そして船。 水曜ロードショー風？
ごはん食べながら（ホントに美味かった）でも外が気になるし、あんまり外にいても勿体ないし、、、
贅沢な悩み。
ベイブリッジをくぐり抜けて東京湾へ。
地図で見るとこんな感じ。
2時間弱のディナークルーズはあっという間に終わってしまった。
ロイヤルウイングには年間パスポートの制度がある。（この日初めて知った）
発行日から1年間は同行者１名と乗り放題。ごはんは別だけどね。
なんと言っても海が好きな人、不特定のだれかと夜の横浜港を旅したい人にはお勧めだ。
写真撮るためだけに乗るのもありかなー。
そして日は暮れていく。
船に乗っている間に辺りは暗くなっていった。
トイレに行っている間に日が落ちた。
大桟橋の2Ｆデッキから外に出ると、いかにもな絵はがき的夜景が見えてきた。
周りを見渡すとみんなパチパチやってた。
大きなカメラと三脚を持ち込んでいる人も多い。
僕も三脚を持ってくればよかった…と思った。けど、持ってても使わない事も多いし重くてかさばるしぶつかって痛かったりするし、要するに邪魔なだけの事も多い。
すべては結果論なのだ。
と、出がけに悩んで置いてきた決定を肯定する。
しかし写真を撮る人の多いこと多いこと。
「みんないいカメラ持ってるねぇ」
「すごいねぇ、本格的だねぇ」などと嫁にささやいてみる。
もちろん無駄だった。
青く照らされた大桟橋の屋上デッキ。
なぜこんな妖しい色合いにしてしまったのか。
でもいい雰囲気。
三脚持ってくれば良かったかな…
雲行きが怪しい。
怪しいのは雲行きだけか…
「このまま顔を上げるとね、こんっな感じの建物があるでしょーが。」
左のアレがキング。 神奈川県庁ね。
真ん中のがジャック。 これは開港記念館。
クイーンってあるやつが税関。
有名よ。
…と説明するための図、だと思う。
日が暮れても空はまっ暗闇ではなくて、暮れていく空にも明るさのグラデーションや雲の多い少ないで墨の濃淡のような明るさの違いがある。
光源の多い都会ではそれを意識できるほど空を見上げる機会は多くない。
端っこまで歩いてきた。
題：「あー、タクシーで帰ったら楽だよねー」
大桟橋のデッキは芝生とスロープでできており、真っ直ぐ帰れないのがなんだかしんどい。
この構造物にどんな意味があるのかは謎。
写真にするとキレイだから許す。
せっかくのディナーバイキング。
泊まろうかなと思ったけど財政状況が許さず。
このあと結局桜木町までだらだら歩いて帰った。
ちなみに、今回おすすめの「横須賀グルメきっぷ」はなんと途中下車可！
逆戻り、区間が重複しない限り、途中で降りての観光が可能。
なんとすばらしい！ もうこのきっぷ以外考えられない！
などという視野の狭さはいかがなものかと思う。
冷静にありたい。
そんなわけで、6月の週末に神奈川まで出かけた時の話。
タグ：神奈川県
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