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2011夏・西日本無計画の旅 その10 旅の幕引き [ぶら旅ニッキ]

ああ、ブログほったらかしだ……。


このブログの前回更新は5月31日となっている。
あれから早くも3ヶ月が過ぎようと、いや、過ぎている。
更新せねばせねばせねば……という気持ちはある、あります、本当ですよ。
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悩めるたぬ山(イメージ)

夜になれば天上で月が灯るが如く、アタマの中に書きかけの旅行記の欠片が昇っていく。
それは時に雲に隠れ時に雨に滲み、確と形にならぬままに朝の光に追い立てられ西の空に薄く消えていった。

どうやら、たぬ山は不振のようである。
挙動が不審なのはともかく、不振だ。スランプというやつだ。
一体ぜんたいお前のこのブログがいつ好調であったのか?と聞かれても困る。
本人がなんとはなしに筆が進まないと言っている。こういうのは自己申告でいい、と思う。
この旅行記にしても、ようよう書いては「眠い」を連呼したりとあからさまなやっつけ仕事。
いや、仕事ならばたとえやっつけでも糊口をしのぐことができる。
いささかの悪評価と自尊心の痛みに耐えさえすれば。
しかしこんなところで阿呆を晒していても何の得にもならない。

お前の文章がテキトーかつやっつけでなかった試しがあるのか?と聞かれるのもこれまた困る。
だがこれは僕の勘だが、そこまで煩い人はここまで読んでいないに違いない。

話を整理しよう。

・今の僕は書くことに倦んでいる。
・と同時に書くことを求めている。

となると、さっさと話を終わらせてしまえばいい。
この3ヶ月間僕は、どうやって幕を引くかを考えあぐねて流れ漂っていたということになる。
そして、今日、ここに着いた。


せめて前回の続き以降何をしたのか、いくばくかの写真と説明を置き幕引きとする。
いや、させて下さい。お願いいたします。

ほんとすみません。


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2011夏・西日本無計画の旅 その9 しまなみ海道 [ぶら旅ニッキ]

道後温泉を出て、車は今治へと向かっている。
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今治からは橋伝いに島伝いに瀬戸内海を渡り、対岸の尾道市から広島県に入る事になる。
この今治から尾道までの「しまなみ海道」を車で渡るのを僕たちは楽しみにしていた。
言ってみればこの旅の目的みたいなもの。
今回のノープランの旅の中で、ここに行くことだけは早くから決めていた。

前のエントリでは嫌々・渋々出発するような書きっぷりをしていたくせに、実はとっても楽しみにしていたなんて。
矛盾?
いいえ、違います。
あまりに更新の間が開いたから整合性に欠く?
そういうことでもなくて。

ゆったりと落ち着いて過ごしたい気持ちと、新しい刺激を求めて先を急ぐ気持ち。
その両方とも自然な欲求であり、おかしくなんてないない。
緊張と弛緩。 弛緩多めでお願いします。

道後を出るときには晴れ間が出ていた陽気も、今治へと向かううちにだんだん怪しい雲行きに。
過去に自転車で来たときには2回とも逃げ場がないくらいの日差しに恵まれていたけれど、その時に比べると景色は少しコントラストを落としている。

今治市内でガソリンを入れる。
おばちゃんに「愛媛はねえ、(ガソリンが)高いんですよ」と言い訳される。
広島に行ってから入れたほうが良いですよ、とまで。
そこまで卑下せずともよいのではないか。何やら申し訳ない。

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さて、いよいよしまなみ海道だ。

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来島海峡でじゃこカツを食べる。
練り物 is nice !

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こういうとこの鍵ってどこから持ってくるの?


今治から尾道までの「しまなみ海道」約80kmは自転車乗りの間ではつとに有名なサイクリング・ロード。
信号の少ない海沿いの道をぼーっと(してちゃいけないんだけど)無心に走る気持ちよさと、ちょっとだけ歯ごたえのある坂道。
そして登り切った後のご褒美のような下り坂、突然開ける視界に飛び込んでくる海!
真上から容赦なく照りつける太陽や、夕方凪いだ海の上を吹き渡る風。
蛇口から水を飲むなんて、いつ以来だろう?
人と話さない孤独を味わい、すれ違う人とのふれあいを反芻する。

おおよそ自転車で遊ぶ楽しみをみんな詰め込んだような、そんな道を今日は車で走る。

自転車で来た時にはびびって避けていた坂をぐいぐい上ってみたり、
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亀老山展望台にて。

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アイス美味かったっすよ。


遠回りのルートを選んであちこち立ち寄ってみたり。
伯方の塩工場にも寄れるんだ! 車だから!
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靴下も干せるんだ! 車だから!


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は・か・た・の・しお!


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昔ながらのやりかたにもチャレンジしてまっせ的な塩田。


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呼吸を止めて3周。
やりとげたので安心です。


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特に説明しないけどすごい神社なんですよここは・・・・・


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柑橘類の島。

なくなる前に行っておきたい、
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シトラスパーク瀬戸田。


ここ、すごいんですよ!
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行ったときに休みで悲しかったので、なにがすごいのかは言わない。


自転車で来ていたらこうは行かない、とばかりにあちこちに寄ることができた。
ほっほー。こりゃあやっぱり自転車じゃキツイや・・・となんとか言いながら、今日はペダルの上の足は回さず、ただ踏むだけ。
車は楽でいいねえと思いつつ、すれ違う自転車が羨ましく見えてしまうのも確かなのだった。


渡った後のことはノープランだったけど、夕べ遅くに広島市内に安いホテルと広島に住む兄とのアポイントメントの両方が取れた。
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遠く離れている兄と久しぶりに会えるかもなチャンスなのに、連絡するのは前日。
実のところ予定を何も決めてなかったので連絡しようにもできなかっただけなんだけど、すごく薄情にも見える。
まあいいや。尾道から広島はちょっと遠いけど、頑張って移動しよう。


ぐだぐだだけど、もうちょっとだけ続く。

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らいちょう日和 〜 2012室堂平春合宿報告(後) [ぶら旅ニッキ]

みくりが池温泉に着いて荷物を下ろす。

らいちょうさんを探して散歩に出た僕たちの前に、まるで待ち合わせたかのように出現。
うん、ツイてる。
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冬毛の♂。
白いライチョウを初めて見た。 かわいいなあ。


「ん?」
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「呼んだか?」

真正面から見るとわりかしコワモテならいちょうさんは、特別天然記念物。
室堂に行けば必ず見られるというものではないけれど、滅多に見られないという類のものでもない。
会えればラッキー駄目でも恨みっこなし、また来ればいいさ的な存在。
僕たちの場合はあまり縁が無かったのか、3回目のアルペンルートでようやく見ることが出来た。


室堂にはらいちょうさんに会えても会えなくても見所いっぱい。
簡単に来られて、特別天然記念物にも会えるけれど、ここはやっぱり標高2400mの山の上。
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売店のポテチも気圧差でパンパン。
これこのまま下界に持って帰りたいなあ。


ポテチが見所と言われてもなあ・・・とお嘆きの貴方に。
日本、いや世界でも有数の豪雪地帯を快適に過ごすために活躍中の熊太郎(4代目)
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指はダブルピースではなく“4”を表している、らしい。


え?熊太郎もお気に召さない?
えーと。 そうそう、なんたって景色が素晴らしい。
運良く晴れれば、言うことなし。
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これは二日目の夕方、天候が急回復して日が差してきたところ。


富山平野に日が沈もうとしている。
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宿に戻りたいような、戻りたくないような。
→夕陽を見送ることにした。


雪に覆われる浄土山と重機。
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室堂ならでは?の絵柄。


この日は久しぶりの夕焼けらしく、あちこちから人が集まってくる。
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中にはお仕事中の人も・・・


さらさらな雪の結晶が夕陽を受け、雲母のように光っている。
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日が沈むと急速に寒くなる。
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太陽って本当に暖かい。
ささ、ごはん食べに戻ろう。


晩ごはんの追加メニュー。
しろえびの唐揚げ。
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美味しい。




夕陽はもちろん、立山は夜明けも素晴らしい。
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浄土山にかかる月


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大汝山〜富士の折立〜真砂岳(だよね?)


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奥大日岳


この日は天気が良すぎたせいか?らいちょうさんのお出ましはなし。
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スノーシューで一ノ越まで歩き、帰途につく。


一ノ越からの景色。
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遠く槍ヶ岳が見える。


黒部ダム スタンプラリーの戦利品。
「うmy棒・黒部ダムカレー味」。
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これは嬉しい。


信濃大町まで戻ってきた。
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おっと、ここにもらいちょうさんが。


看板に引かれてかつ丼(ソースかつ丼)をいただく。
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いや、ホント美味しかった。


さあ帰ろう。
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次はいつ来られるかなあ?


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らいちょう日和 〜 2012室堂平春合宿報告(前) [ぶら旅ニッキ]

タイトル通り、室堂に行ってきた話。

話が前後してアレなんだけれども、GWを前にして  “アルペンルート” とか “アルペンルート 服装”みたいな検索ワードでこちらに迷い混む方が増えてきたので、ここらで媚びて少しはお役に立たねば的な気持ちになってきた。

今回僕たちが行ったのは、4月半ばの部分開通の直後。
都心は桜の盛りを過ぎた頃、山の上にはまだ雪という時期。

いつもの通勤風景の中に、違和感ありまくり周りから浮きまくりのヒトがいる。
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駅の売店すら開いていないのには焦った。


8時ちょうど、ではないけれど、特急“あずさ”で東京から松本、信濃大町まで向かう。
乗ったのはグリーン車の隣の指定席。
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むかしむかぁしの話。
某クイズ番組で「狩人の二人が感じたあずさの印象」が出題されていた。
正解が “普通の電車だなあ” というしょうもない問題だったのだが、
本当にどうでもいい話というのは意外に記憶に残るものだ。
そして“あずさ”に乗る度にそれを思い出す。


アルペンルートの部分開通期間中、室堂へは信濃大町からのアクセスとなる。
富山側から入るのも好きだけど、首都圏からだとやはり扇沢からが便利だ。
北陸新幹線開業後には富山からの方が早く室堂に着くことになるんだろうか?
料金は高そうだけど。


扇沢から黒部ダムまでのトロリーバスはそれなりの混雑ぶり。
周りを見回すと、登山・写真目的の入山者が8割、残りの観光客が2割といったところか。
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雪の大谷も始まっていない時期に観光に来る人がいるのが驚きだ。


黒部ダムはまだまだ冬。
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わざわざこんなとこに来た理由は、これ。


黒部ダムレストハウスにて。
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昭和っぽい感じの注意喚起。


ダム堰堤を渡りきって黒部湖駅に入ると、通路の中でフネが整備中。
よくよく見るとダム湖の遊覧船・ガルベなのだった。
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秘密基地的な雰囲気の中でエンジンが吊られてた。


黒部湖からのケーブルカーを降り、立山ロープウェイの待ち時間に食事。
写真は白えびかきあげそば。
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なんだかいつもこれを食べているような気がする。
細かい事を言うと、3シーズン前まではかまぼこの文字が「くろべ」だった。


今年から新しくなった、立山ロープウェイ。
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なんだか乗り心地まで良くなったような気がする。
気のせいか。


室堂に到着。
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4/17からの「雪の大谷」に向けて除雪もラストスパート。


この時期は室堂ターミナル前の散策エリアを出て行動するのに登山届の提出が必要なのだ。
きっぷ売場のお姉さんにいろいろ尋ねながら登山届を提出し、スノーシューを履いて表に出る。
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この日は風景写真を趣味とされる方の集まりがあったらしい。
みくりが池温泉までの道を写真の通りの装備の方とご一緒する。

この時の室堂の気温は約5℃。
風が強くなかったので寒くなかった。

この時の僕たちの服装を記しておこうかと思ったのだけど、あまり参考にならない事がわかった。
下半身は二人ともズボンの下にウールまたは化繊のタイツを履いていて、これはちょうど良い感じだった。
上半身に僕は下着を含めて3枚しか着ていない(ウールの長袖Tシャツ+薄手のフリース+登山用ソフトシェル)のに、嫁はウールのTシャツ*2(半袖1長袖1)+半袖Tシャツ+フリース+薄手のダウンセーターといういでたち。
嫁もさすがに歩くと暑いとは言っていたけど、同じ状況でも重ね着っぷりが違いすぎる。

結局のところその人次第ということになってしまうので、これでバッチリ!的なアドバイスはできない。
それでもあえてお節介を申し上げると、

・寒いという前提で準備する。
・最初から用意した全部を着るのではなく、重ね着しやすいものでこまめに調整する。
・それでも動くと暑い。 で、汗をかく。
・汗が冷えたら滅茶滅茶寒いので、下着には汗冷えするコットンは避け化繊またはウールを選択する。
 (絶対に!)
・最後の切り札として、軽くて収納性に優れた衣類(ダウンジャケットなど)を用意する。
・手袋とサングラス、日焼け止めは忘れずに!

といったあたりかなあ。


「・・・やっぱり。」
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「やっぱり、羽毛が一番ですね!」

はいはい。


それでも駄目なら、室堂ターミナルには 「THE NORTH FACE 立山店」という頼れるお店が。
アドバイスを貰いながら買い足しましょう。安くはありませんが、風邪ひいたりするよりマシです。
お金が勿体ないならその分きちんと準備しておきましょう。
僕も先程書いたものに加え、保温用に化繊の中綿入りジャケットとウールの中間着をもう1枚用意してありましたが、幸い?全てを必要とすることはありませんでした。

備えあれば憂いなし。
ほんの少しでも参考になれば幸いです。

ではでは。
次は合宿?報告に戻ります。

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2011夏・西日本無計画の旅 その8 道後温泉 [ぶら旅ニッキ]

速報が入って飛びましたが、またまた話は昨年の夏の話に戻るのです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


前回のエントリを書いていて気付いた。
この日、お風呂入ったっけ?

どうやら泊まった宿でのお風呂に関する記憶が抜け落ちているようだ。
部屋との位置関係とか湯船の大きさや露天風呂の有無とか、どれくらい浸かっていて湯上がりに何を飲んだとか、そういう類の記憶がまったくない。
聞いてみたら嫁も覚えていなかった。
駐車場がやたら遠かったとかフロントのお姉さんが綺麗だったとか、関東ナンバーの車が止まっていて親近感があったとか、そんなことは覚えているのに、なんだかなあ。
いくらなんでも温泉に来て風呂に入らないということはないはずなんだけど、入ったのを覚えていないってのは温泉に行った事になるのか……。


とりあえず、覚えている話を続けようかな。
朝起きて、いろいろ考え事をしながら身支度をした。
考え事と言っても、夕べの飯は旨かったけどちょっと高かったかな、食べ過ぎたみたいだからアレを頼まなければ良かったかな、程度のセコい事なので、まあ別にどうでもよい。
そんな感じの延長で身支度を済ませ、道後温泉の象徴、道後温泉本館まで歩く。

日本最古の温泉と云われる道後温泉。
聖徳太子も入ったとか入らないとか。
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その象徴的な存在である道後温泉本館はいくつかの区分で価格と接待(休憩)と入れるお風呂に沸かれている。
ん?「沸かれ」ている?嫁に指摘されるまで気付かなかったが、ここは当然「別れている」だ。
お風呂だけに「沸かれ」ていると誤変換しているのはATOKさんなりのダジャレか?

ともかく、今回は「神の湯・2F」を選択。

休憩場所の2Fの大広間に荷物を置く。
嫁はあっちに僕はこっちにと別れて階段を下り、脱衣所に向かう。
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脱衣所に「写真撮るな」のメッセージがあって、以前はなかった筈のその貼り紙をぼーっと眺める。
ハダカになる場所だから配慮は当たり前だけど、記念に撮りたくなる気持ちもわかる。
ブログやTwitter用に撮る人が増えて、苦情が出たんだろう。
仕方ないよな。


神の湯には2つの浴室があって、どちらも同じくらいの広さでお湯も同じなんだけど、内部の作りは完全に同じというわけではない。
また、左側の浴室(東浴室?)の床にはかつての源泉があった場所を示す印が付けられている。
そんなわけで貧乏性の僕は毎回その両方に入ることにしており、袋がでろんとするくらいお湯に浸かって、上がる。


休憩室でお茶を飲みながら汗が引くのを待つ。
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ぱたぱたぱた…


火照った頬に団扇の風が気持ち良い。
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嫁も上がってきたので茹で上がって真っ赤になった顔を団扇で扇ぎながら、おせんべいを食べ、フルーツ牛乳を飲む。


湯あたりというほどでもないすこし気怠い感じのまま、何を話すわけでもなくお茶を飲んだり、窓の下、表を行き交う人を眺めたりしているのがとても、居心地良くって、もう1泊くらいしてゆっくりしたいなあとつくづく思う。
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でも、旅先でゆっくりするというのはそれはそれは贅沢な事で、まだそこまでの余裕も落ち着きもない僕たちは、今日も長距離を移動する予定になっている。


さて、朝ごはん食べて行きますか。
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にゃあ。


タグ:道後温泉
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【速報】2012春・らいちょう日和 [ぶら旅ニッキ]

先週の話。
アルペンルート全線開通前の部分開通の期間に、冬毛のライチョウを見に行くことにした。


行く手に突如として現れた親子連れ。
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「ふっふっふっ、そう簡単に見つかりますかね?」


歩き出して20分。
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いた、いたよ。


真っ白。
いると思って見ない限りホントにわかんない。
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この固体は換羽が始まっていないのか、全面的に白かった。


寒さの割には行動がアクティブ。
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掘る(食餌)・ 状況観察 ・ 歩く を繰り返し、意外に早い移動速度を見せる。


翌朝。
天気予報はいまいち。
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夜明け前に起きだし、眠い目をこすりこすり表に出てみると「ぐわー ぐわー」の大合唱。
君たち鳴きすぎ。
でも、テンション上げてもらえたよ。


冬場の共同生活の延長だろうか?
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雄が4羽、こっちで鳴いたりあっちへ飛んでいったり。


この時期にこんなに飛ぶとは思ってなかったので驚いた。
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「僕だってやるときはやりますよ?」
写真は撮れなかった…曇り空をバックに白い鳥ってのはさすがに厳しい。


これまた別のところで撮った雄。
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雪の下に埋まった木の芽を足で掘り返すという横着ぶりに親近感。


4月17日、今年も立山黒部アルペンルートが全線開通。
これからの約半年間、季節ごとの美しい景色と植物、さらに運が良ければこんなにもヒトを恐れないライチョウに会うことができる。
“神の使い”とまで呼ばれる特別天然記念物のライチョウ様にこんなに気軽に会えるのはここだけ。
このとんでもなく珍しい特別な環境に感謝して、いつまでも続くように守らないとね。


タグ:らいちょう
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2011夏・西日本無計画の旅 その7 松山ステイ [ぶら旅ニッキ]

休み休み(ほんと休みっぱなしだった)書き続けて、ようやく松山。

東京に帰った後で写真を整理していたら、このあたりからだんだん写真が少なくなっていた。
松山には過去に何度か来ているから、何もかもが珍しい時期は過ぎて滅多矢鱈とシャッターを押さなくなっているのかなあ。
そもそも運転中は写真を撮れないし……とかなんとか言って、要はだれてきたってことか。


道後温泉駅前。
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ダレてきたとか言っておいて説得力ないかもだけど、松山はいいところだなあと来る度に思う。
何度か来てはいるけど、来て風呂に入ってちょこっと歩いてさようなら、的な短い滞在を数度繰り返しただけの僕たちが言うのはおこがましいかもしれない。
が、人の印象なんて身勝手なものだ。ちょっと触れた街の空気一つでころころ変わってしまう。

例えば松山には、

“坊ちゃんタクシー”というイカシた名前のタクシー会社があるのがいい。

原チャリのナンバープレートが雲の形をしている(司馬遼太郎の“坂の上の雲”にちなむ)のがいい。

松山城もちろんグレイト。 眺めがいい!

駅弁の“醤油めし”がいい。

ラフォーレが閉まったまんまなのも、まあ、いい。

“松山揚げ”がしみじみ旨くて、いい(東京でも売ってるよ!)。

坂の上の雲記念館? ああ。

とまあ、このあたりが東京から松山に観光に来た人の平均的な感想……と言うのは勿論ウソで、僕たちの偏見入りまくりの僕たちにとっての松山という町。
何か文句でも? …じゃなくって、今後何度か訪れる度に変わっていくと思うので勘弁してください。


宿は道後温泉の近くに取った。
老後は松山に住み、毎日道後温泉本館に通うんだ・・・と夢見た僕にとっては近所のようなもの?


今回松山に来た目的はいくつかあるのだが、
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とりあえず一つを片付けに電車に乗って…


大街道まで出る。
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わざわざ大街道まで来たのは、ここに来るため。
ここのからあげが食べたくて、以前から気になっていた。
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からあげとビールだけを注文。
松山には他にも食べたいものいっぱーい!なので泣く泣くセーブする。
嫁と二人、からあげにかぶりつきつつ口の中をやけどしつつ、「また来よう」と目で会話。


未練たっぷりに店を後にする。
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また来る日までお元気で……


松山はいい街だ。
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ラフォーレが閉まったままでもいい街だ(くどい)
腹ごなしを兼ねてこの辺をうろつき、夕食を取る店を探す。


労研饅頭。
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嫁が買う。


うちの家計か?
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妙に親近感が湧く看板。


嫁の希望で今日の晩ごはんは「鯛めし」と決まっていた。
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でもイカも好き。


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刺身も好きだがイカ天も好き。


そして本命。
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伊予風たいめし。
簡単に説明すると「鯛の刺身がのっかった卵かけご飯」。
しかしこれが実にウマイ。


満たされて夜の松山を歩く。
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酔っぱらって手ぶれではない。
流し撮りのつもりだが手元がおぼつかない、が正しい。


おー、宿はあっちかー。
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道後温泉駅前のからくり時計。
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時計の中も坊っちゃんもマドンナもお休み中?


道後温泉本館前。
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風情あっていいなあ。
今夜はお酒飲んじゃったから、温泉は明日にしよう。


おやすみ。




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2011夏・西日本無計画の旅 その6 [ぶら旅ニッキ]

うどんを食べてクルマに戻る。

走り出してすぐに地元農協の直売所を見つけた。
ほぼ反射的に安全確認と方向指示器(ウインカー)の操作を行なっていた自分に感心?する。
自分でもなんだかなあと思うが、嫁は別に不審そうでもないので、ま、いいか。

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駐車場にて。
写真は今回もPicasaで「Lomo風」に仕上げてみた。


こういうとこではついついあれもこれも買いたくなって困る。
今回は「まだ旅の途中だし(2日め)、今買って悪くなっても困るし、、、」と嫁に言い聞かせられ我慢。
なにか日持ちしそうなものをと、みかんジュースだけを買う。

かぼすとかの柑橘類があれば欲しかったなあと少し物足りない気分になって買い物熱が納まらず、特産品なら道の駅だろう、と近くの道の駅を探して寄ってみることにした。

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コストコっぽい感じ。
パチンコ屋?


カーナビの指示通りに走っていると、今度は出雲大社・讃岐別院の看板をみつける。
嫁がまた「呼ばれている」とか言い出しても困るので寄っていく。
こんな調子ではなかなか前に進まない。

ようやく「道の駅 ことひき」に到着。
道の駅の通例である大きな駐車場と物販の施設が見あたらずに面食らう。
矢印→に促されて坂道を登ると、駐車場が2箇所。
奥にあった第二駐車場にクルマを入れて、展望台に上がるとこんな景色が見えた。

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リンク先(Wikipedia)中の“米軍が偵察を繰り返した云々”の下りが面白すぎる。
本当か?ホントにホントの話なのか?

途中の道路標識に古銭の絵があったので「もしかしてアレか? 銭形平次の?」と気付いてはいた。
それでもこうして展望台から見てみると、なかなか壮観なものだった。
予期せぬ、というか予定していなかったというか、存在はともかく所在を知らなかったものを不意に見ることができ、それがなかなかに良いものだった、というのはお得感満足感ともにひとしお。

しかし、そもそも我々は古銭ではなく物産品を期待してやってきたわけであり、その点においては期待はずれだったと言っておく。ベタぼめも悔しいので。


次に向かおう。
高速道路に戻り、高松道から松山道へ。
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みかん発見。

なにこの顔。
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「ポカーン」と名付けた。

次はもう松山、ではなくて伊予西条にあるアサヒビールの工場を見学。
直前に思いついてWeb予約が間に合わなかったので、電話で予約しておいた。
ビール工場の見学といえばお楽しみは試飲なわけだが、僕は当然ドライバーなので飲めない。嫁は下戸。
なのになぜわざわざ立ち寄ったのかと言うと、お土産購入のため。
“アサヒビール 四国工場”の名前入り小ジョッキ。
前に使っていた“アサヒビール 竹下工場”のをうっかり割ってしまい、新しいのが欲しくなってここに来た。

試飲もなければ写真もないので後は流しておく。


さあ。
「松山に着いたよ」
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「・・・ん。」
嫁は熟睡していた。
気を張りっぱなしだった一昨日から昨日までに比べて、今日は大分楽だったに違いない。

さあ、少し遅くなったけど宿に急ごう。




タグ:松山
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2011夏・西日本無計画の旅〜その5 高松から [ぶら旅ニッキ]

明けて日曜日。


旅先では興奮して早起きしてしまいがちな僕。
窓際ににじり寄りカーテンを引くと、今日も・・・な空模様。
少しテンション下がる。

とは言え、ほぼ終日移動していた昨日と違って今日は松山まで移動するだけ。気が楽だ。
ほったらかしだった宿の予約もなんとか夕べのうち済ませた。
寄り道するも良し、松山に早く入って道後温泉に入るもよし。
ほんと気楽。

朝のお散歩に出ると、自然に高松港へ足が向く。
もっとも、他に知っている場所なんてあまりないのだけど。
写真が天気のせいもあって全般的に眠い画調なのでpicasaでLOMOっぽくしてみた。
特に意味のないお遊び。

今日もけなげにベンチを支える“すなめりちゃん”。
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「そっち、落とさないでよ−」

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「あーい。」


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本当に「すなめりちゃん」という名前なのだ。

フェリー乗りたかったなあ。
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運転どころか、寝てる間に着くんだものなあ。


玉藻公園(高松城)の名物?
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鯛のエサやり。

僕らが高松にきたらやりたいことのかなり上位にランクされている。
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『鯛願成就』と書いてある。


中華料理屋の案内看板。
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なにか違うような………ツンデレ? もっと違う。


最強に格好いい駐輪場。
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イメージとしては海が割れて出動したり椰子の木をなぎ倒して発進するのに近い。


名物のさぬきうどん。
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コレは・・・いつの間にできたんだろう?
地元民的にはどうなのだろう。


ホテルに戻って身支度を始める。
このお散歩の間、主な話題は今日の予定。
昨日のうどんが自分としてはイマイチだった僕は、どこかでうどんを食べてから松山に行きたいと思っている。
その方向にごりごり押す。
ただ移動するだけなのも味気ないし、ね。

嫁OKのため賛成多数で可決となりました。 ぱちぱちぱち・・・
えっとー、じゃあー、そういうことなので。
こっから松山に向かう途中でどこか良さげなうどん屋あるかな?
頭悪そうにiPadをいじっていると、三豊市というところに1件気になるお店がみつかった。
ランキングで香川県で1番!との評価を得たこともあるらしい。

営業時間を確認するとなんとか間に合いそうなので、そそくさとチェックアウトして車を出す。
おお、このお店(情報が古いことで定評のある)うちのカーナビに載っているほど有名なんだ!
道案内はナビにまかせてクルマを走らせるが、走っているうちに時間ぎりぎりじゃないのコレ?と思い始める。
ようやく現地に着いたと思ったら、今度はどこだかわからない。
幹線道路に案内看板が出ているわけもなく、大駐車場もない。
それらしき店構えも見あたらない。
頼りにしていたカーナビにまで「目的地周辺なので、」と音声案内を終了されてしまう。

いよいよ本格的に迷いはじめた頃、通りがかった近所のおばちゃんに救われる。
僕らが徐行しつつ通り過ぎた道を横断したと思ったらムーンウォークぽく引き返してきて、「こっちこっち!」
僕らが尋ねもしないうちに、手をぱたぱたさせながら「はやくはやく、まだやってる(営業してる)よ!」と案内してくれた。
おばちゃん、ありがとう。


ははあ、ここですか。
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うどん 須崎(須崎食料品店 All About
そりゃわかんないよ。

肝心のお味はと言えば、僕は大満足。
嫁は出汁醤油ではなく出汁ツユでうどんを食べたい人なので、それだけが残念のA-。
持ち帰りのうどん玉に心が動くが、足が速いからお土産にはできないよと嫁に言われて涙目。
家の近所にあったら毎週通っちゃうだろうなあ。


で、まだまだ松山は遠いのだ。

タグ:うどん
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2011夏・西日本無計画の旅〜その4 高松ステイ [ぶら旅ニッキ]

東京から休み休み走り続けること14時間で高松に到着。
Google mapの経路検索でも9時間以上かかることになっているから、あちこち寄っているわりには早かったのかも。

先程から雨は小やみになったりまた降り出したりと、はっきりしない感じ。
今日のお宿は嫁のお気に入り。僕らの懐具合にジャストフィットなホテルチェーン。
タワーパーキングにクルマを押し込んでチェックインする。
部屋に通されてベッドに座ってしまうと起き上がれなくなりそうなので、うどんでも食べにいこうかとiPadさんをフル活用して情報収集を開始。
ふむふむ。
行きたいと思っていたうどん屋はすべて営業時間外。 無計画だもんね、仕方ない。
それでもとにかく表に出ないと寝ちゃうの!たいへんなの!と、ホテルから近いうどん屋を探してアーケード街に行ってみる。
食べログで適当に見繕った店の印象は、僕はハズレ、嫁は可も不可もなしだった。
薬味のネギがかぴかぴ・ぱっさぱさだったのが許せない僕が見せる精一杯の優しさ、それは晒さないこと。
言っても影響力なんてミジンコ以下なんだけど。

うどんを食べ終わって、満足ではないにしてもそれなりに落ち着いた僕たちは、高松港まで散歩に出かけた。
途中で僕のお気に入りの場所、tri cafe の前に来てみる。
お気に入りと言いながら、中に入ったことはない。
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いつもこの看板にものすごく惹かれて足を止めるものの、ここを訪れるのはいつも食事も喫茶も必要としないタイミング。
お店から見れば看板の写真を撮って去るだけのあやしい人物2名、といった風情だった。


瀬戸内のおだやかな感じはなんとも言えずいいなあ・・・
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天気はアレだけどね…


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海沿いの公園では“すなめりちゃん”がベンチの座板を「よっこらしょ」とばかりに支えている。
こんなところを小ウルサイのに見つかったら、またいろいろ言われるんじゃないかと思って心配になる。


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おー、向こう岸にも観覧車があるー。


フェリーにも乗ってみたいね。
ねー。
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鬼ヶ島行き!


香川県は「うどん県」を自称しているのだけれど、
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骨付鳥の事を忘れるなんてあんまりだと思う。


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ゆびべっちょべちょにしていただきました。


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そう言えばこんなのもやってたよ。

この日はさすがに、たっぷり寝たよ。




タグ:高松
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