横須賀グルメきっぷ [お出かけ]
猿島、軍港めぐりと駆け足でまわってお腹も空いた。
ごはん食べに行こう。
何を食べようか、と悩む必要はあまりない。 今日は“ネイビーバーガー”か“海軍カレー”の2択。
今日使ったのは「横須賀グルメきっぷ」。
1980円（東京の泉岳寺からの場合）で京急線横須賀近辺のフリー区間（汐入-堀之内-浦賀）までの往復と、一部京急パスが乗り放題、ついでに市内で使えるネイビーバーガーまたは海軍カレーの食券がついている。
フリー区間とかバスとか関係ない感じで、往復してごはん食べたらもう得してる。
おまけに今日乗った猿島航路も軍港めぐりも割引になる。
これはもう横須賀まで遊びに行く場合には「僕は魚しか食べたくありません」とか、『ママにお外で買い食いしちゃいけませんて言われてるの』とか、「願掛けで断食中」とかでない限りこのきっぷでいいんじゃね？と言いたくなるようなお得さ加減だった。
きっぷについてきたパンフレットでの店選びが楽しくも悩ましい。
せっかくきっぷが2択にしてくれたのに、やっぱり悩んでしまう。
悩み抜いた結果「ハニービー」というお店でハンバーガーを食べることに決定。
ここを選んだのは帰り道沿いにあったから創業40年の老舗で代表的な横須賀のハンバーガーが食べられそうだったので。店の外見・雰囲気も良かった。
頼んだのは横須賀ネイビーバーガーのセット。
きっぷを見せれば「あ、あれね。」的にお姉さんが処理してくれる。
ややこしいことは何もなし。
食券のセット内容はハンバーガー、付け合わせのポテト、ドリンク（Ｓ）。
僕らはそのほかにチリ・コン・ビーンズを追加。
ここも美味しかった。
そのまま食べたりポテトに乗せたりと便利な存在。
懐かしい感じの粗挽きハンバーグ（そう、あえてパティとか呼びたくない感じの！）がパンに挟んである。
いちど解体してケチャップとマスタードを自分でかける。で、合体。圧縮して口に運ぶ。
そんなスタイル。
素朴…なんて言ったら怒られちゃいそうだけど、かりっと焼き上げられたシンプルなハンバーグの旨味をパンが受け止めて、豪華よりはやはり…素朴な味？
あー、ハンバーガーってパンとハンバーグでできてるんだー、と改めて確認できるような味。
何を当たり前の事を言ってるんだと自分でも思うけど、無理矢理に説明するとファストフードのハンバーガーなんかだと口に入れた瞬間からもうハンバーガーの味しかしないのだが、これはちゃんとそれぞれの味を主張しつつ味の全体像としてはハンバーガー・サンドウィッチになっている、というような事を言いたかった。
伝わらないのは僕の力不足。
満足して店を出て駅に向かうが、商店街の中の“参道”の文字に驚く。
こんな道があったら行ってみないわけにはいかない。
階段を上まで登り切ると「大勝利山」と呼ばれるエリアになる。
なんでも、日清の戦勝にちなんだ命名だとか。
もとは丸井だったと思われる建物の向こうに猿島が見えた。
お散歩中の犬にじゃれつかれたのか怪しい奴だと思われたのか、ひとしきり遊んでまた降りる。
さきほどの“参道”は階段を登ったところにある豊川稲荷への参道。
お参りを済ませて、傾斜のきつい階段を下る。
さて、そろそろ横浜へ向かおう。
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