SSブログ

横須賀・軍港巡り [お出かけ]

猿島航路は三笠公園の横にのりばがある。
P6056940.JPG
日露戦争時の日本海軍連合艦隊の旗艦である戦艦「三笠」があるから三笠公園。
イギリス生まれのこのフネは劇的な生涯を送り、横須賀の海で記念艦として余生を送っている。


そして連合艦隊の司令長官はこのひと
P6056945.JPG
明治天皇が山本権兵衛に何故東郷を任命したのかと尋ねられ『東郷は運のいい男ですから』と奏したと言われている。司馬遼太郎の「坂の上の雲」でもそのくだりがある。いや、あったような気がする。


女の子が丁寧に石碑を読んでいた。
「えー、こんなの何がおもしれーんだヨ?」と男の子の声が聞こえてきた。
P6056947.JPG
・・・この国は大丈夫なのか、と心配になった、と言うのは嘘。
この国はきっと昔からこんなもんだ。 だだだ大丈夫。


「三笠」の艦首。
P6056955.JPG
記念艦となっている「三笠」は内部に入ることができるが、今回は入らず。


猿島から思いがけず早く戻れたので、行きたいと思っていたもう所に寄る余裕ができたから。

移動して、また船に乗る。


こちらの乗り場、汐入桟橋は三笠公園からはちょっと距離があるけれど、駅まで戻る時間もないので歩く。

リンク先から予約状況を見ることができるので興味のある人はチェックしてもらいたいのだけれど、実はこの「軍港めぐり」、結構な人気なのだ。土日はだいたい予約でいっぱい。
でも諦めるのはまだ早い。実は当日券あり。
予約が取れない場合は現地に行って聞いてみるのも良いかも。僕らもそうだった。


きっぷを買って乗り場に向かうと、船は満員。「あと一人なら乗れる」なんて声が聞こえた。
座れなくてデッキで立ちっぱなしだったけれど、こっちは後から混ぜて貰ったクチなのでゼイタクは言わない。


ほら奥さん。 潜水艦がこんなに近くに。
P6056959.JPG
艦上にいる人が手を振ってくれた。船内が盛り上がる。
ちなみに、潜水艦の左奥に見えているのは米海軍のイージス艦。


このコンクリは沖の海釣り公園。
P6056981.JPG
…ではなく、海上自衛隊の磁気測定所。
航海中に艦体が帯びた磁気によりフネを発見されたり磁気信管の餌食になったりしないよう測定したり消磁したりする施設、だそうだ。
日本に3箇所しかない施設のうちの一つ。


海洋観測艦「にちなん」(左)と護衛艦「さわかぜ」(右)
P6056992.JPG
うむむむむむ。(知識不足でコメントできず)


港内を一周して戻る。
遠くに見える艦はさきほどの「にちなん」と「さわかぜ」
右奥に見えるのが自衛艦隊司令部。
さぞかし由緒のある建物かと思ったら、その昔学校だった建物を買って居抜きで使っているとのこと。
(もっともさらに遡ると旧海軍の施設になるそうだ)
P6057008.JPG
今日見たのは海洋観測艦や掃海母艦が多かった。
そういうフネは軍艦といわれてもあまり実感がわかなくて、むしろ子供心にクレーン車やはしご車、消防車のような働く車に対して抱いていた敬意のようなものを思い出す。
軍港めぐりが親子連れに人気なのもその辺が理由だと思う。

とは言え、さきほどの写真などは護衛艦の砲身がこっちを向いているようなアングルで、そんなのを見るともじもじ落ち着かない感じがする。


はしけが行き交うのどかな光景。
P6057018.JPG
…に見えるが、右の島は軍事基地100%、民間人 KEEP OUT ! なのだった。


さて、そろそろおしまい。
最後の方に見かけたフネは護衛艦「はるさめ」
P6057039.JPG
案内のお姉さんによると「はるさめ」は昨年ソマリア沖の海賊対策水上部隊として派遣されていたそうだ。


世の中にはいろんな考え方や立場の人がいて、とくに軍隊だの自衛隊だのについては意見が分かれるものらしい。
この際いろんな事は猿島の海に沈めておくとして、僕らが今日ここでこんなにのほほんとフネを眺めていられる事に対する感謝を、自衛隊員の方々に・横須賀まで運んでくれた京浜急行電鉄&東京都交通局&東京メトロに・軍港めぐりの案内のアナウンスのお姉さんに、それぞれ惜しみなく捧げたいと思うのだ。


さて、お腹空いたね。


タグ:神奈川県
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。