【速報】2012春・らいちょう日和 [ぶら旅ニッキ]
先週の話。
アルペンルート全線開通前の部分開通の期間に、冬毛のライチョウを見に行くことにした。
行く手に突如として現れた親子連れ。
「ふっふっふっ、そう簡単に見つかりますかね?」
歩き出して20分。
いた、いたよ。
真っ白。
いると思って見ない限りホントにわかんない。
この固体は換羽が始まっていないのか、全面的に白かった。
寒さの割には行動がアクティブ。
掘る(食餌)・ 状況観察 ・ 歩く を繰り返し、意外に早い移動速度を見せる。
翌朝。
天気予報はいまいち。
夜明け前に起きだし、眠い目をこすりこすり表に出てみると「ぐわー ぐわー」の大合唱。
君たち鳴きすぎ。
でも、テンション上げてもらえたよ。
冬場の共同生活の延長だろうか?
雄が4羽、こっちで鳴いたりあっちへ飛んでいったり。
この時期にこんなに飛ぶとは思ってなかったので驚いた。
「僕だってやるときはやりますよ?」
写真は撮れなかった…曇り空をバックに白い鳥ってのはさすがに厳しい。
これまた別のところで撮った雄。
雪の下に埋まった木の芽を足で掘り返すという横着ぶりに親近感。
4月17日、今年も立山黒部アルペンルートが全線開通。
これからの約半年間、季節ごとの美しい景色と植物、さらに運が良ければこんなにもヒトを恐れないライチョウに会うことができる。
“神の使い”とまで呼ばれる特別天然記念物のライチョウ様にこんなに気軽に会えるのはここだけ。
このとんでもなく珍しい特別な環境に感謝して、いつまでも続くように守らないとね。
タグ:らいちょう
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