大山に紅葉を見に行く。 さらに続き。 [お出かけ]
さあ、ごはん食べよう、ごはん。
ちょっと中途半端な時間だけど。
ケーブルカーで下まで降りると、きっぷ売り場に人だかりができている。
今日からのライトアップのためか、夕方から来る人も結構多いようだ。
がくがく笑っている膝を労りながら歩く。
名物の豆腐料理のお店に入る。
選んだのはここ。
実は去年もここ。
いまWebで調べてみたら、1件だけのレビューは☆1個の悪評だった。
弁護するというのも変な話だが、僕らはここんちが不快でもなんでもない。
たしかにフランクというかほったらかしというか江戸前というべきか、「お客様にかしずく」といった風ではなくてさっぱりとした感じの客あしらい。
そういうのが嫌いではないから2年続けて来るわけなんだけれど、掛け違いで不快に思う人もいるのは理解できる。
昨年は先に選んだお店に縁がなくて、店内で待っていても透明人間のような扱いだったのでこちらに鞍替えした経緯がある。
その時はそこはひどい店だと思い、今年も良い印象無く店の前を通り過ぎたのだが、そのお店にしても同じようなものだったのかもしれないなあと、☆1個のレビューを読んで思った。
接客とか人の印象とか言う物はつくづく難しい。
メニューの定食1700円なりはこんな感じ。
ビールも欲しかったけど、がまん。
美味しい。
お腹が空いていればなんでも美味しいが、そういうわけではない。
詳しく語るほど繊細な舌と表現力を持ち合わせていないので「美味しい」とだけ書いておく。
ごはんをすこし嫁に分けてもらったおかげで量も充分。
近くの席から「柿の白和えはダメなんですぅ。」という声が聞こえてきた。
見れば「柿は柿として、甘い物は甘く食べたい」との自説を開陳する女性。
ちょっとむ…いや、暑苦しかった。
食べ終えて表に出る。
ご飯を食べてまったりしても気持ちが変わらなかったので、もう一度大山寺に向かう。
今日3度目のケーブルカー。
ソフトフォーカスなのはお顔ぼかし。
ライトアップは始まっていた。
もみじいっぱい。
人出もいっぱい。
本堂前にはゆず茶の振る舞いに列ができていた。
僕らも列に並んでいただく。
甘くて暖かい。
空が暗くなるにつれて街の灯りが強くなっていく。
遠くに伊勢原?の夜景が綺麗に見え始めた。
せっかくのライトアップも写真を撮るほどの光量はなく、カメラはブレブレ。
少し風が出てきて、葉が揺れる。
カメラおじさん達が「風が…ブレる…」と泣き事を言い出す。
僕の写真も盛大にブレていた。
NHKの取材カメラが来ていた。
映りたくないと思っていたが、やられたかもしれない。
熱心に写真を撮るおっさんの群れの中に僕はいました。
はじめまして。
上を向きっぱなしでろくなご挨拶もできずに済みません。
帰りしな、「F1.4の明るいレンズだったら云々」と熱っぽく語るカメラ青年を見かけた。
紅葉を見ての感想がカメラ機材の重要性で、常に『新しく・明るく・高価なレンズ』の必要性をじゅんじゅんと連れ合いに向けて語るような人って。
大好きだ。
日本の内需拡大のために頑張って欲しい。
僕も後から少しだけ着いていきたい。
帰りはプチ贅沢してロマンスカー。
こんな電車ではロマンスは生まれないような気がした。
嫁は寝ていた。
新宿でデパ地下探検してから帰る。
そんな連休初日だった。
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