2011夏・西日本無計画の旅 その10 旅の幕引き [ぶら旅ニッキ]
ああ、ブログほったらかしだ……。
あれから早くも3ヶ月が過ぎようと、いや、過ぎている。
更新せねばせねばせねば……という気持ちはある、あります、本当ですよ。
悩めるたぬ山(イメージ)
夜になれば天上で月が灯るが如く、アタマの中に書きかけの旅行記の欠片が昇っていく。
それは時に雲に隠れ時に雨に滲み、確と形にならぬままに朝の光に追い立てられ西の空に薄く消えていった。
どうやら、たぬ山は不振のようである。
挙動が不審なのはともかく、不振だ。スランプというやつだ。
一体ぜんたいお前のこのブログがいつ好調であったのか?と聞かれても困る。
本人がなんとはなしに筆が進まないと言っている。こういうのは自己申告でいい、と思う。
この旅行記にしても、ようよう書いては「眠い」を連呼したりとあからさまなやっつけ仕事。
いや、仕事ならばたとえやっつけでも糊口をしのぐことができる。
いささかの悪評価と自尊心の痛みに耐えさえすれば。
しかしこんなところで阿呆を晒していても何の得にもならない。
お前の文章がテキトーかつやっつけでなかった試しがあるのか?と聞かれるのもこれまた困る。
だがこれは僕の勘だが、そこまで煩い人はここまで読んでいないに違いない。
話を整理しよう。
・今の僕は書くことに倦んでいる。
・と同時に書くことを求めている。
となると、さっさと話を終わらせてしまえばいい。
この3ヶ月間僕は、どうやって幕を引くかを考えあぐねて流れ漂っていたということになる。
そして、今日、ここに着いた。
せめて前回の続き以降何をしたのか、いくばくかの写真と説明を置き幕引きとする。
いや、させて下さい。お願いいたします。
ほんとすみません。
広島に着いた。
雨は降り続いている。
車をホテルに入れて路面電車で兄と待ち合わせした駅に向かう。
雨は結構な強さで降り続いていて、気をつけて歩いても足もとがびちゃびちゃになる。うへぇ。
大雨のなかわざわざ電車で出るのも嫌な物だが、アルコールが入る以上車を使うわけにはいかない。
久しぶりに会った兄のチョイスでロペズさんの店でお好み焼きを食べる。
ハラペーニョおいしゅうございました。
グァテマラ出身のロペズさんがなぜ広島でお好み焼き・鉄板焼き屋さんを営んでいるのか大変に興味深い。
かと思えば鉄板のこちら側ではせっかくの夜に兄弟の会話は嫁姑問題。
僕たち、大人になったねえ。
翌朝は早起きして散歩。
このあと、朝の渋滞に紛れて広島を出発。
広島では兄とメシを食っただけ、という事になる。
道に迷ってどこかの港に出る。
なんだか変わった形のフネが泊まっていた。
(嘘です・呉です・わだわざ行きましたよ!)
道を間違えたせいで時間が足りなくなって(嘘)、仕方ないのでもう1泊する。
なんだか薄暗い陰気な感じの宿だが、それはあくまでも写真の話。
こういうのは落ち着いていて品がよい、と言う。
旅の終わりの宿。
有馬温泉に寄ってみたくて、ここは最初から予約していた。
有馬温泉土産。
こんなとこにもAKB48。
翌朝、神戸に寄ってから帰途につく。
「また来るといいよパンパン。 コーラ飲むか? パンパン?」
……その口癖キャラ作り? 止めた方がいいと思うよ?
浜名湖SAにて。
日が沈む。絶好の反省・総括タイムだ。
結局最後までノープランだったけど、旅をしている間は楽しかった。
1年経ってこうしてブログで纏めてみると、我ながら一体何をやっているのかよくわからなくなり、つくづく無意味だ、なんだあの馬鹿は(僕だ)とさえ思うようになってきた。
開き直って言ってしまうが、もとより意味など求めておらず、ためにそんな自己批判さえも無意味だ。
飯がうまく、ヘンテコな写真を撮り、家族が首を傾げるようなお土産を渡す。それで充分楽しい。
僕らはこの先もこの程度なんだろう、と結んで幕引きとしたい。
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