下関・唐戸あたり [ぶら旅ニッキ]
代替バスの車内にて。
橋の上から関門海峡を見下ろす。
ひっきりなしに大小のフネが行き交う様は見ていて見飽きない程なのだが、これじゃあ事故も起こ…あ、あのフネ修理代払ってくれたのかな……
誰の懐だか知らないが、とにかく心配だ。
こちらが下関側の人道入口。
道路を渡って反対側は公園。
関門海峡に向かって大砲が配備されており、時折「どーん!」という音と共に煙(水蒸気)を吐きだしている。
なお、1発打つのに100円が必要らしい。
船の人たち、古式砲に狙われているように見えてびっくりするんじゃなかろうか。
昔からトンデモないことをしでかすお国柄だからなあ。
ちなみにここはみもすそ川公園。 この右手に壇ノ浦古戦場がある。
唐戸方面のバスに乗る。
バスのシートモケットもふく柄。
床屋発祥の地の碑。
歴史上、床屋さん出現のおかげで我々は伸び放題もじゃもじゃ地獄から開放されたのだ。
本当にありがとう ー という話ではなく「床屋」という言葉の発祥という事らしい。
もともと“床の間のある店”という意味が次第に転訛して「床屋」となったそうだ。
ところが現代では「床屋」の語自体が放送では使わない不適切な言葉となっている様子。
世の中いろいろ難しい。
この床屋発祥の地の上は亀山八幡宮。
“世界一のふくの像”で有名だ。
どーん。
確かに大きい。 けど世界一を謳うようなようなものなのか。
ほかにライバルとして名乗りを上げるような気配も感じられないので、王座は当面安泰と思われる。
境内にある池には名前どおり? たくさんの亀がいた。
「んんん?」 「んんんん?」
「なになに?」 「なになになにー?」
「なんかくれるのくれるの?」 「くれるのー?」
しゃがみ込んだだけでエライ勢い(亀なりに)で近づいてくる。
しかし僕らはエサなんて持ってないので、ゴメンなさいして立ち上がる。
亀には厳しいが自分の胃袋には忠実な僕たち。
軽くなにか食べたいなー、と寄った唐戸市場は、既に営業終了モード。
そりゃそうだ。
門司港駅から連絡線で5分の場所に、あちこちぶらついて2時間掛けて到着。
残念だけど仕方ない、先に進もう。
『楽しんだかね?』
はい。 つぎはご馳走になりますよ。
さて、九州に戻ろう。
折尾で電車を降りて、東筑軒へ。
やっぱり食べちゃった。
これ食べると九州に来た感じがする。
すごくする。
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