地下神殿とピエロ専用トイレ [お出かけ]
ネットサーフィン(死語)をしていたら、こんな記事に行き当たった。
行き当たったというくらいだからサーフィンというよりも漂流に近かろう。
まあいいや、とにかく気になったのはここ。
リンク切れの可能性もあるので念のため要約すると、「江戸川・中川の水害を軽減するために建設された首都圏外郭放水路の調圧水槽は一部には“地下神殿”とも通称され強烈な人気のある施設なのだが、本来は平日に予約をしないと見学できまっしぇん。しかぁし。この日はお祭りなのでよかよかきんしゃい。」と言うこと。
せっかくなので春日部市と国交省の気の変わらないうちに電車に乗って行って来た。
乗り慣れない東武線・土地勘のない春日部市に、渋る嫁を引きずるようにして連れて行く。
最寄りの南桜井駅からバスに揺られて現地着。
さすが地下神殿といわれるだけの事もありすごい人気だ。
どれくらいすごいかというと、駅からのシャトルバスに積み残しが出るくらい人気。
受付でパンフレットとなぜかティッシュ(なぜか人権啓蒙)を貰い、参拝の列に並ぶ。
その間、雨は降ったり止んだりまた降ったりむしろ強くなってきたりしていた。
少しずつ進む列。
と、僕らの前で一旦休止。
調圧水槽までは写真のようなあぶなっかしい階段を降りていく。
一度に多くの人数を送り込んで万が一の事があると大変なので、数十人ずつ区切っての入場となる。
待っている間(と言ってもほんのちょっとの間)につまらない冗談を言って係の人を困らせる僕と、同調する嫁。
ちなみにこの時までの入場者は820人ほど。
見学開始時間は10時、僕らが入ったのが10時半すぎ。
なので、30分ちょっとの間に800人ほどが地下に飲み込まれた事になる。
これって多いのか、少ないのか…。
いよいよ調圧水槽内部へ。
内部はほんのり暗く、閉塞感や圧迫感のようなものを感じないくらい広い。
若干の臭いのようなものは感じるが、どぶ臭いというほどではない。
前後方向に細長い柱の間を進む。
内部にも人がたくさんいるのだが、写真には極力映らないよう心がけた。
無機質さを映したかったのと、あとは単純に余所様のお顔をブログに載せないようにしたためだ。
柱の色が変わっているところ = 泥汚れ = 過去の水位。
前回の稼働は10/3とのこと。
(嫁:うろ覚えなので訂正しておけ)
えー、訂正します。
前回稼働したのは10/3? だったっけ?
なんかそんな事を小耳に挟んだような気がするのでそれとなく記しておきます。
かくれんぼとかしたら楽しそうだ。
無機質でとっつきにくく感じるが、その壮大さと特殊な用途のためのルールに則って作られているところが異教徒の“神殿”のように感じられる所以かと思う。
階段ですら荘厳に思えてくるから恐ろしい。
いつまでもいられるような気がする反面、そんなに長くいても意味ないだろうとも思う。
でも、最後はやっぱり人力?
罰ゲームだったりして・・・。
地下を堪能し、科学技術の神に祈りを捧げた我々は階段を上がって地上へ戻る。
高いところが苦手な嫁が怯える。
地下なのに。
途中の通路(立ち入り禁止)
ますます秘密基地風。
地上に出たら雨がひどくなっていた。
地元の物産など魅惑的な販売ブースが多数あったのだが、雨には勝てない。
行田のゼリーフライを食べて撤退。
おまけ画像。
トイレはピエロ専用。
神殿にはいろいろなルールがあるのだ。
そんなわけで、首都圏外郭放水路のある町、埼玉県は春日部市に行ってきた。
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