めいが京都に行きます。 [旅の準備]
こんど修学旅行で京都に行くんだけどごはん食べるところとかどこかいいとこ知らない?
と息継ぎなしで姪に言われた、らしい。
らしい、というのは嫁が電話を受けたから。
義姉に「あの家はしょっちゅうぶらついてるから詳しいでしょー」みたいに言われたらしいんだけどもちろんそんな事はなくて、僕らが京都について知っていることなんて中三・三学期の成績表くらいにどうでもいいことだけだ。
それでも、宇宙イチ可愛い女子中学生(09年9月現在:自分調べ)であるところの姪1号に頼まれれば頑張らざるを得ない。
晩飯の準備もそこそこにガイドブックや観光パンフのストックをひっくり返す。
でも、14歳へのおすすめって、どんなの?
あの子達、寺とか坊主とか庭とか神社とか好きじゃないよね、きっと。
1200年続いた都よりも10年そこそこの自分たちの世界の方がはるかに重要なお年頃でしょ?
それにどうせ修学旅行の思い出なんて友達と夜通し話したり見つかって先生に怒られたり、道に迷って言い争ったり落とし物して涙目になったり、きっとそんな事なんだと思うし、それを否定する気はさらさらない。
そんな連中にいったい何をすすめればいいのか……。
そもそも、40歳に届こうかという僕たちとまだ14歳の彼女とでは、周りを流れる時間の長さからして違うのだ。これはもはや別種の生き物であって、ツボが違うのも無理はない。
結論:わからん。
とりあえず(僕らの知る範囲で)手頃なお土産が買えそうな店をいくつかGoogleマップで教えて、後はエルマガの京都本を何冊か送っておいた。 好きに選びやがれw
14歳には14歳の、40歳には40歳(まだなってないけど)の京都があって、それはどちらが正しいとか優れているとかいう区別ができないものなのだ。
行くたびに変わった印象を持ったり昔を懐かしんだりするのは、結局の所過去の自分と向き合っているわけで、そんな場所がいくつかあるのは悪い事じゃない。
自分なりのお気に入りの場所が見つかるといいね。
どうせチョコレートコロッケくらいしか記憶に残らないと思うけどw
気をつけて楽しんでおいで。
タグ:京阪神エルマガジン社
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